青汁には、日常生活で不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

加えてカロリーが低いため、青汁で置き換えダイエットを行う方も多いですよね。

ですが、実は青汁での置き換えダイエットは栄養不足になる危険性があるんです。

ここでは、青汁にはどのような栄養素が含まれているのか、青汁だけではどの栄養素が不足しがちなのかご紹介していきます。

青汁をダイエットに活用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

まず青汁の栄養素を見てみよう

それではまず青汁に含まれている栄養素から見ていきましょう。

青汁にはどんな栄養素が含まれているの?

青汁に含まれる主な栄養素

  • ビタミンA(βカロテン)
  • ビタミンB群(B1、B2、B6、葉酸)
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • ナトリウム
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • 亜鉛
  • マンガン
  • 食物繊維

青汁には、ビタミン、ミネラル、食物繊維がしっかり含まれていることが分かりますね。

青汁を飲むだけで、このようなたくさんの栄養素をまとめて摂取可能ですので、普段野菜不足気味の方にはありがたい製品だと言えます。

青汁1包で約40gのサラダと同等

その製品により栄養素の含有量は異なりますが、サントリーの「サントリー極の青汁」の場合は、サラダに換算すると青汁1包あたり約40g分程度になるとメーカーが回答しています。

厚生労働省により推奨されている1日あたりの野菜摂取量の目標は、350g。そのため青汁1包で約11%程度の野菜を摂取できることになります。

青汁だけではとても1日分の摂取量に足りませんが、普段野菜不足気味の生活にプラスすれば、手軽に不足しがちな栄養素を摂取できることになりますね。

青汁ダイエットで不足しがちな栄養素は?

青汁を普段の食生活のサポートとして使用した場合はかなり有効であると言えますが、青汁を置き換えダイエットとして使用した場合は、どうでしょうか。

ここでは青汁だけでは不足しがちな栄養素をまとめていきます。

体のエネルギー源!炭水化物

炭水化物は、身体や脳のエネルギー源となる生命維持に欠かせないもの。

炭水化物を摂取すると、体内で消化吸収を受けて糖となり、体を動かすエネルギー源に変わります。

炭水化物不足になると、血中の糖が少なくなり、イライラや集中力の低下を招きます。

さらに炭水化物不足状態が続くと、身体はエネルギーを補うために筋肉を消費して、代替エネルギーであるケトン体を生成します。

血中のケトン体濃度が上がると、口臭がきつくなる、口の中が乾く、骨量低下、胆石のリスクが高まるなど、様々なメリットを生じてしまうのです。

「炭水化物抜きダイエット」が注目されたこともありましたが、実は炭水化物抜きダイエットには多くのリスクがあります。

青汁をダイエットに利用する際も、炭水化物を過剰に避けないよう注意してくださいね。

体を作る!たんぱく質

たんぱく質は、肉や魚、卵、乳製品、豆などに含まれている成分。

人間の身体を構成する栄養素で、筋肉や内臓、髪、爪、ホルモン、酵素などを作る際にも使用されます。

たんぱく質を摂取すると、消化吸収を受けて体内でアミノ酸に変わります。

ですが、体内では作れないアミノ酸(必須アミノ酸)もあるため、食事から摂取する必要があるのです。

青汁で置き換えダイエットを行うと、この必須アミノ酸は間違いなく摂取できません。

アミノ酸不足になると、髪や爪、肌のハリは失われ、ホルモンや酵素不足により身体の機能が低下するなどのリスクがあります。

また筋肉量も減ってしまいますので、青汁による置き換えダイエットを続ければ続けるほど、太りやすく痩せにくい体質に。

たんぱく質は高カロリーな食材が多いので、ダイエットの際は肉や乳製品などを控えてしまいがちですが、実はこれはとても危険なんですね。

ダイエット中であっても、カロリーが比較的少ない脂身の少ない肉や鶏ささみ、大豆製品などを食べるようにして、しっかりたんぱく質を補うようにしましょう。

体の機能維持に不可欠!脂質

脂質はダイエットの天敵というイメージが強いですが、脂質には脳の機能を正常に維持する、食事の消化吸収、脂溶性ビタミンの運搬、臓器や神経の保護、体温を正常に保つなど、身体の中で様々な役割を担っています。

青汁には脂質はほとんど含まれていませんので、青汁だけでダイエットすると身体の機能に異常をきたす可能性があります。

とはいえ、脂質の取り過ぎは動脈硬化や生活習慣病のリスクを高めてしまいますので、過剰摂取には注意が必要です。

脂質を摂取する際に大切なのは、体に良い脂質を選ぶこと。

青魚などに多く含まれるオメガ3脂肪酸や、オリーブオイルなどに多く含まれる一価不飽和脂肪酸には血液をサラサラにする作用があります。

一方、マーガリンやショートニング、レトルト食品、市販のお菓子などに多く含まれるトランス脂肪酸は、動脈硬化を進行させるリスクがありますので、摂取を控えることが大切です。

青汁だけに頼ると栄養不足になりがち!

青汁に含まれる栄養素や、青汁だけでは不足しがちな栄養素についてご紹介しました。

青汁は栄養豊富でカロリーも低いとダイエットにぴったりの製品ではありますが、青汁だけに頼ると深刻な栄養不足に陥る可能性があります。

もともと青汁は、栄養サポート食品として設計されていますので、置き換えダイエットに使えるようには作られていないんですね。

青汁をダイエットに活用するなら、食事前に飲んで満腹感を得られやすくしたり、就寝前に飲んで代謝を促してあげるなどの使い方が効果的。

あくまで食事にプラスして使用するもの、という位置付けにしましょう。

青汁をダイエット中に上手に活用できれば、不足しがちな栄養素が補われて代謝が上がり、太りにくい体質になることも期待できます。

無理な食事制限ダイエットは行わず、キレイで健康的な身体作りを目指して、青汁をダイエットに取り入れてみてください。